
現金化するための「キャッシュ・チェック」先ほど「例外を除いてクロスチェック」と説明しましたけど、クロスチェックにしない場合があります。
それが、キャッシュ・チェック。
キャッシュチェックは、発行元の銀行(上の小切手でいえばHSBC)の窓口に持っていくと、その場で現金で引き出せるというチェック。
日本の銀行の窓口にある、「払い戻し請求書」と同じ役目。
このキャッシュチェックを誰かに発行する場合は、
bearerも消さないし、クロスチェックにもしません。
それから、一番大切なのは、
Pay (Payee)の欄には、Cash と書くことです。原則、ブランクはダメです。小切手を落としちゃったら、誰かが勝手に自分の名前をPayeeにして引き落とされちゃいますからね。
i) bearer を消さない、ii) クロスチェックにしない、iii) payee は cashと書く。
これで窓口で即現金化のキャッシュ・チェックになります。
窓口で即現金化? あて先はcash ?
そうそう、勘の良い方なら気がついたと思いますが、この
キャッシュ・チェックは危ないですよ。
落としたらおしまい。
だって、誰宛ってあて先が書いてないんだから、拾った人が銀行にいって現金化できちゃうでしょ?
だから、あまりキャッシュ・チェックを発行することはお勧めできないです。
小切手は、あくまでもPayee名義の銀行預金口座に入金するのが基本。
クロスチェックで発行するのが、セキュリティ上、よろしいかと思います。
(キャッシュチェックを現金化する場合に、銀行窓口で身分証明書(香港ID / パスポート)の提示が必要ですから、拾って現金化しても特定されてしまいます)
小切手が落ちる仕組み小切手が落ちる仕組みをお話しする前に、香港の銀行の営業時間の話をしますね。
最近サービスに付加価値をつけるために営業時間が銀行によって違います。
基本的には月曜から金曜までの午前9時から4時半もしくは5時。
土曜日は午前9時から午後12時半もしくは1時。
日曜祭日はお休みです。
ATM端末は24時間365日開いています。
さて、小切手を発行した後、受取人が自分の銀行に持ち込みました。
このときから、実際の決済が始まることになります。
同行か他行かで2つパターンがあります。
“行した小切手の銀行と受取人の銀行が同じだった場合(同行)
発行した小切手の銀行と受取人の銀行が違う場合(他行)
(支店は関係ありません)
,瞭厩圓両豺腓如∩觚が開いている時間に処理をすれば、その場で決済されます。
つまり、受取人の口座に即入金されます。
ただし、同行の小切手を窓口で処理依頼する場合は、必ず「Transfer / トランスファー」といわないといけません。
トランスファーが即決のやりかたで、即現金化。
黙って窓口に出すと、「Deposit / デポジット」と呼ばれ、小切手の交換所(処理センター)に回ります。
このデポジットの場合、営業時間内に窓口で処理をすると、翌営業日の午後4時に口座入金されます。
金曜日の営業時間内にデポジット処理を依頼したら、次の日は土曜日。
土曜日の午後は処理センターが閉まってますから、入金されるのは月曜日の午前10時になります。
土曜日の午前中に小切手を持ち込んだ場合、次の日が休みですから、月曜日の午後 4時に現金化されます。
トランスファー、デポジットのどちらの場合でも、チェックの裏面には自分の入金したい口座番号(Saving / Currentの番号)を書いておくようにします。
小切手を発行したら、その後は?
小切手を持っているということは、預金口座が2種類あるということ。
1つは普通(Saving / セイビング)、もうひとつが当座(Current / カレント)。
小切手はすべて当座 / Current から引き落とされます。
ですから、小切手を発行したら、その分の決済金額は当座に入金しておかなくていけません。
だったら最初から当座に資金を置いておけばいいじゃない、と考えるのが普通ですが、当座は利息が一切つきません。
香港は日本よりは預金利率が良いですから、当座に大枚を置きっぱなしはもったいないです。
はなまる夫婦(夫)は、小切手を発行したら決済分だけを随時振り返るようにしていました。
振り替えはATM端末、パソコン、固定電話、携帯電話、もちろん窓口、いずれからでもできます。
発行した小切手が決済されたかどうかは、毎月銀行から送付される明細で確認できます。
預金口座の種類にもよりますが、基本的には香港の銀行は「預金通帳」が無いです。
もちろん無いわけじゃないんですけど、通帳なしでインターネットバンキングと送付される明細で管理している知り合いが多かったです。
当座預金口座に振り替えを忘れてしまった・・・
当座預金口座には利息が付きませんから、小切手発行ごとに資金を振り返るのですが、たまに忘れちゃったりすることがあります。
そのときでも、たとえば普通(セービング)に資金がある、クレジットカード併用でマイナス残高になっても大丈夫、などなどの救済措置がありますから、こういった与信枠があるときには小切手が落ちなくてどうかなっちゃうということはありません。
但し、発行した小切手が決済できない(不渡り)を何回か繰り返したら、強制的に口座は閉鎖されるようです。
一度、閉鎖された名義では同銀行で口座を作り直すことはできません。
とりあえず「小切手指南」は以上でおしまい。
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